アスルクラロ沼津を支えてくださっているすべての皆さまへ

2025/12/14

ファン・サポーターの皆さま、株主・パートナー企業の皆さま、
沼津市をはじめとする静岡県東部20市町の皆さま、
そして一年間クラブを支えてくださったサポートスタッフ、アスルキッチンの皆さまへ。

2025シーズン、アスルクラロ沼津を支えてくださり、誠にありがとうございました。
しかしまず、クラブを代表して、深くお詫びを申し上げなければなりません。

J3リーグ最下位という結果、そして本日の入れ替え戦敗退により、JFLへ降格するという現実。
支えてくださった皆さまに対し、言葉では言い尽くせないほどの申し訳なさと、悔しさで胸が張り裂ける思いです。

今年は、静岡県東部20市町とパートナーシップを締結し、地域の皆さまと共に新たな一歩を踏み出した年でした。
地域密着をさらに深め、「静岡県東部と共に進むクラブ」であることを明確に示した、大切な一年だったと考えています。

その一年に、このような結果となってしまったことを、クラブの代表として本当に、本当に悔しく思っています。
そして今年、アスルクラロ沼津はクラブ創設35周年という節目を迎えました。
歴史に残る特別な一年を、皆さまと喜びで満たすことができなかったことに、
強い責任と不甲斐なさを感じています。

5月には、クラブとして危機的な状況を発信し、補強を行いました。
9月には中山監督が退任し、クラブとして支えきれなかった責任を痛感しました。
最後まで勝負強さを取り戻すことができず、6勝10分22敗。
15試合が1点差での敗戦という結果が示す通り、積み上げるべき勝点を積み上げることができず、この勝負弱さが今回の結末につながりました。

本日の試合後、私はサポータースタンド内へ挨拶に伺いました。
何人もの方が涙を流されている姿を目の当たりにし、改めて申し訳ないという気持ちと、「この方たちを必ず笑顔にしなければならない」という強い責任を胸に刻みました。

その際、大切に掲げられていた「WE ARE AZUL」のメッセージが入ったフラッグを、「この思いを託したいので、受け取ってほしい」とお願いされ、
お預かりさせていただきました。このフラッグに込められた思いを、チーム・クラブ全体で共有し、来季は試合時にロッカールームへ掲げ、今日という日を決して忘れることなく戦ってまいります。

また、サポートスタッフの皆さまも前日の準備から試合後の片づけまで、最後まで変わらず支えてくださいました。最後の挨拶の際に涙を流される姿を見て、このクラブがどれほど多くの方の思いの上に成り立っているのかを、改めて痛感しました。

来季戦うJFLは、決して簡単なリーグではありません。
むしろ、これまで以上に厳しい環境が待っています。

しかし、カテゴリーがどこであろうと、アスルクラロ沼津はプロサッカークラブとしての誇りと責任を決して失いません。JFLの舞台においても、強い覚悟と意志を持ち、地域を背負うクラブとして、正面から勝負し続けます。

そして、アスルクラロ沼津は必ず戻ってきます。
必ずJ3へ復帰します。

今日の悔しさを力に変え、
ここからの半年でチームとクラブ全体を立て直し、地域の誇りとなるクラブを、必ず取り戻します。

このような結果にもかかわらず、なお支えてくださっている皆さまへ。
どうか、どうか来季も共に歩んでください。
皆さまの声援が、どんな時も選手たちを前に進ませてくれました。

クラブは必ず変わります。
そして、強くなって戻ってきます。

静岡県東部20市町と共に歩むクラブとして、もう一度、皆さまと誇りをつくりたい。
アスルクラロは、ここから立ち上がります。
そして、ここから強くなります。

一年間、本当にありがとうございました。
そして来季も、どうか変わらぬ、熱いご支援をよろしくお願いいたします。

 

アスルクラロスルガ株式会社
代表取締役社長
高島 雄大