SC相模原戦 監督コメント
本日行われました明治安田J3リーグ第34節「アスルクラロ沼津vs SC相模原」の鈴木秀人監督記者会見コメントについてお知らせいたします。
今日も多くのサポーターが応援に来てくれた中で、勝点3を取れなかったことは非常に残念です。
試合内容としては、相手の攻撃にしっかり対応できていましたし、守備の面でも背後のスペースを突ければチャンスになると考えていました。前半の途中からはそこを狙う形ができていたので、あとは得点が入るかどうかという試合でした。前半の立ち上がりから同じようにプレーできていれば、もう少しチャンスを増やせたのではないかと思います。守備は90分を通して集中できていましたし、本当にあとは点を取るだけ、というゲームでした。
Q. 相模原戦に向けて、意識して準備してきたことは?
守備では、相模原さんが2試合ほど前から縦に速いサッカーに変えた印象があったので、背後のケア、カバーリング、背後にボールを蹴る選手へのプレッシャーといった部分を重点的に準備してきました。そこは非常に良く対応できていたと思います。
前半はセカンドボールを拾われる場面が多かったのですが、後半はしっかり修正してこちらがセカンドを拾い、押し込む時間も増やすことができました。守備面については狙い通りに対応できたと感じています。
攻撃では、少し人に強い意識があったので、アクションを起こした後に生まれるスペースを突くことを狙っていました。その点は選手もよく理解してくれて、チャンスは作れていたと思います。ただ、アタッキングサードに入ってからの質や落ち着きは、まだ課題として残ったと感じています。
Q. ゴール前の精度をどれだけ高めていけるかということでしょうか。
質や精度は短期間で劇的に変わるものではないと思っています。だからこそ、チャンスの数をもっと増やしていかなければいけません。前半の立ち上がりからもう少し積極的に仕掛けても良かったという思いはあります。
Q,先発で渡井選手と一丸選手を起用していましたが、その意図を教えてください。
2人とも、ここ最近のパフォーマンスが非常に良かったことが一番の理由です。練習試合でもクオリティ高くプレーしてくれていました。
渡井(翔琉)については、相手がロングボールを多用する中で、セカンドボールの回収力を評価して起用しました。一丸(大地)については、攻撃での仕掛けが良くなっている点に加え、守備の対人に強く、相手がサイドからクロスを多く入れてくるチームということで宮脇(茂夫)としっかり対応できると判断しました。
Q.後半の立ち上がりも勢いのある攻撃が出来ていたように思いますが、どのように選手たちを送り出したのでしょうか。
前半は裏への抜け出しが少なく、相手を見ながらのプレーが多かった印象でした。後半は「体力に関係なく前線はどんどん裏に抜けて起点を作る」「後ろの選手もそれを逃さずに前へ前へ」と強く伝えて送り出しました。波はありますが、そういったアクションを継続しなければ点は取れないので、引き続き取り組んでいきたいと思います。
Q. 今日の勝点1をどのように評価しますか?
選手にも伝えましたが、非常にポジティブに捉えています。勝点は1でも確実に差は縮まっていますし、ここ最近は複数失点が続いていた中で、今日は0で抑えられました。あとは点を取るだけ、と課題が明確になった試合だと思います。


















