【クラブ創設35周年記念手記:20回目】藤木由貴氏
アスルクラロ沼津に関わる全ての皆様、クラブ創設35周年おめでとうございます。
2025年現在、私はアスルクラロ沼津の“全力応援マネージャー” 4年目となります。誇らしく、嬉しいことに、このような大切な役職をいただけたのは私が第一号ではないかなと思います。
そんな私が“アスル”を最初に知ったのは、“燦々ぬまづ大使”(沼津市観光大使)として、アスルクラロ沼津の試合を観戦させていただくため、ゲストとしてお招きいただいたのがきっかけでした。
沼津市出身の私は、観光大使としても日頃より地元を盛り上げたいと思い活動していましたが、正直サッカーに対しては知識や関わりもなかったので、楽しみ方もいまいち分からないような状況でした。初めて愛鷹を訪問する時は、純粋に、「サッカーを生で観戦できる!」「どんな雰囲気なんだろう?」「共に地元を盛り上げられたら嬉しいな」という、ふわっとした気持ちでいたと思います。
それでも、いざ目の前で試合を観た時に、生で観る迫力やスピード感、選手の皆さんの真剣な表情や声まで聞こえてくる熱気、スタジアム全体に響いてくるサポーターの応援、そして、みんなが作り出す一体感。全てに衝撃を受け、「すごい!」と、知らぬ間に自分でもゴールの瞬間を待ちのぞみ、試合に夢中になっていたことを覚えています。
サッカーってこんなに面白いんだ、難しいんだ、そんな楽しみ方もあるんだ。
──それを私は、その日から今まで全部アスルに教えてもらいました。
アスルに出会ってから、色んなサッカーチームを観るようになったり、カテゴリーを超えた楽しみ方も自分なりに見つけたりして、サッカーを好きになることができました。アスルは私の週末の楽しみとなりましたが、それ以上に今では、全力応援マネージャーとしても一サポーターの藤木由貴としても、強くチームの勝利を願っています。
それから、アスルクラロ沼津というクラブが中心となり、選手、スタッフ、チーム、ファン・サポーター、地域、そしてアスルを応援する全ての皆さんの多くの笑顔や感動があって、時には悔しさや怒りまで、色んな感情が生まれることも知りました。このクラブが生み出す強いエネルギーと感動を皆さんと共有し合い、私もいつでも全力で応援していきたい。
個人的には、なかなか全試合に足を運ぶことができない中で、「マネージャーとして何かできないかな」と考え、SNSでの発信や、ホーム戦を前に気持ちを高めるために“ホーム戦前日インスタライブ”をはじめました。それは皆さんと一緒に応援するためであり、一人でも多くの方にアスルの素晴らしさや魅力を知ってもらうためでもありました。雑談のような配信になってしまう時もあるけれど、私が着ているユニフォームを見て、サッカーを普段観ない方から「なんのユニフォームですか?」と興味を持ってもらえたら勝ちだなと、そんな気持ちで配信をさせてもらっています。私は私ができることをする。これからも、少しずつでも、私なりの応援を積み重ねていきたいと思います。
35年という長い歴史を刻まれ、その間に数多くの感動と思い出を生み出してこられたクラブの歩みを、心から尊敬します。毎年チームは変化し新しくなっていきますが、そんな中でも変わらずに地元への愛情を持ち続け、沼津の名を背負って闘ってくださっているこのチームがあることが本当に嬉しく、出会えて良かったと、心から思います。これまで在籍されていた選手や関係者の皆さんも沼津を愛してくださり、改めて「地元沼津はいい場所なんだな」と思わせていただきました。心から感謝しております。
これからも、沼津を一緒に盛り上げていけるよう微力ながらお手伝いさせていただき、そしてもう一つ『昇格』という目標も、サポーターの皆さんと共に叶えられる夢だと信じております。全力応援マネージャー、そして一人のサポーターとして、これからも心を込めて応援させていただきます。
今日も勝利のお寿司が食べられますように!
“全力応援マネージャー” 藤木由貴