【11月5日(日) テゲバジャーロ宮崎戦】マッチデープログラム

2023/11/05

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第34節 テゲバジャーロ宮崎戦

 

 

★大迫暁選手インタビュー★

地道に一歩ずつスタメンのチャンスを掴んだ大迫暁。「やっと来たかという気持ちだった」

 

 

Q:昨シーズンの8月末に怪我で離脱、そこから今季は怪我からのスタートでした。どんな思いでしたか?

本当はケガが全行程3ヶ月で完治する予定でした。ただ復帰直前のリハビリで同じところを痛めてしまい、復帰までに倍の半年も離脱することになりました。サッカーがちゃんとできるようになったのは年明けでした。新チームが始動した後も電動バイクを漕いでいたので、めちゃくちゃ焦っていました。今季は監督だけではなく、スタッフもガラッと代わって、練習のやり方や練習中の強度や質も結構変わったと外から見ていて感じていましたし、新戦力に自分と同じポジションの選手も何人か入ってきたので、正直めちゃくちゃ焦っていました。

 

Q:どのようにチャンスに備えてきましたか?

自分が復帰した時には、チームが自分たちの戦い方を洗練していこうというフェーズに入っていました。その中でまだ一度も体感できていないところに入っていかなければいけないところにすごく不安はありました。ただ限られた時間の中で新しいスタイルに自分自身が180度変わるよりも、今までやってきた自分のスタイルに、ちょっとアレンジを加えることで適応できないかと考えながらやってきましたし、その方がシーズンの早いタイミングで戦力になっていけると思っていました。

 

 

Q:特にサイドバックは全く違うことが求められてきたと思います。そこにはどう適応しようとしてきましたか?

 今年は右サイドと左サイドでもタスクが全く変わってきますし、自分の場合は左右どっちもやる可能性があると思っていたので、どっちもやれた方がピースになれると思ってきました。なので常に、タツくん(安在達弥)や濱くんの動き方やプレーは、今まで以上に注視して見ていました。

 

Q:左右のサイドバック、さらにはセンターバックも含めて、色んなポジションに適応できるところが常に18人のメンバーに絡み続けられた要因ですか?

 そこが自分のストロングでもあると思っています。ディフェンスラインのどこが欠けてしまっても、その時に自分が一番であり続けられればチームのためにもなるし、自分のためにもなると思ってきました。ただそれは、今季に始まったわけではなく、学生の頃からずっとそうでした。そういった気持ちを持ち続けてきました。

 

Q:第31節の愛媛戦で1年以上ぶりの先発機会がやってきました。どんな心境でしたか?

やっと来たかっていう気持ちでした。正直、そういう時にどちらかと言えば、ネガティブな思考になってしまうタイプではあります。ただ、あの時は本当に待ち侘びていたというか、これくらいはやれるだろうというものが自分の中にあったので、変に気負い過ぎることなく、落ち着いて試合に入れたと思います。

 

Q:落ち着いて試合に入れた要因はありますか?

去年、その怪我する前までは継続的に試合に出られていた経験が大きかったかもしれないです。あとは普段の紅白戦の中で、スタメンで出ている選手たちと対峙した時に自分の中では自信を持ってやれていました。その対峙しているチームメイトが、いざリーグ戦では相手を圧倒している姿をピッチの外から見てきたので、ある程度やれると思えていたことで、自信を持ってピッチに入れた感じはありました。

 

Q:富山戦から松本戦にかけてしっかりとパフォーマンスを上げたことも印象的でした。

松本山雅戦は90分ちゃんと走り切って、かつ少ない失点で抑えるというところは意識して、そのタスクを遂行できたことで自分の中で自信になりました。もうシーズンも残り少ないですし、全部の試合に出たいし、全部勝ちたいという気持ちがすごく大きいです。

 

Q:松本戦の終盤に相手に裏を取られたところで、スライディングでカバーし、その後も球際で粘ってマイボールにしたシーンはかなりスタジアム全体も湧きました。

僕はドリブルで何人も突破したり、とんでもないミドルシュートを決めたり、そういう上手い選手ではないので、やっぱり球際でファイトするところやピンチにいつも戻っているよねとか、ディフェンダーならではのそういう視点で見てもらえたらなと思っています。あのようなプレーがたくさん見せられれば、自分としてもより乗っていけますし、その流れでチームとして攻撃がうまく繋がってくれて得点までいけば、チームを助けることにもなるので、そういうプレーを増やしていきたいと思います。

 

Q:初スタメンの富山戦での試合前の選手同士でのミーティングの時にひと笑いとってチームの空気を和ませていたと他の選手から伺いました。

富山戦で自分に振られるのはなんとなく見当がついていて、特別何かを用意していたわけではなかったんですが、その時に感じていた素直な気持ちとして『久しぶりのスタメンなので皆さんの力を貸してください』と言ったら、みんながちょっと和んでくれました(笑)。そんな感じで温かくしてもらって、松本戦の時も振られたので、富山戦の時に言ったやつに『ホームで久々だから』と付け足したらいいかなと思って、それを言ったらみんな笑ってくれました。

 

Q:そう素直に言えるのもまた大迫選手の良い部分だと感じます。

自分1人で何かできるプレイヤーではないですし、ゴンさん(中山雅史監督)もミーティングで、『うちにはそんなスペシャルな選手がいるわけじゃない。全員で走って、全員でボールを取って、全員で攻めて、全員でゴールを守って勝ちを取るんだ』と。やっぱりそれができているからこそ、今の結果がついてきていると思いますし、残りの試合もみんなと力を合わせて闘い、勝っていきたいと思います。

 

Q: J2ライセンスが交付されました。昇格への思いはどうですか?

もちろんシーズンの終わりが見えてきているからこそ、先を見がちになるとは思いますが、個人的には一番大事にしているのは自分たちが向かう目の前の試合で、そこを良い結果で乗り越えた先にご褒美が待っていると思っています。そこに向かって急ぎ足になるのではなく、もう一度自分たちの足元を見つめ直して、今まで積み上げてきたことを確認しながら、自信にしながら、チーム一丸となって闘っていくことが本当に大事だと思います。サポーターの皆さんもモチベーションが上がってる分、すごい応援もしてくれていると思うので、その応援に応えていきながら、最終節で全員にとって良い結果で笑って終われればいいかなと思っています。

 

Q:改めてホームで迎えるテゲバジャーロ宮崎戦ではどんな試合を見せたいですか?

やっぱりサポーターの皆さんは、ホームで勝ち続けることを求めていると思うので、ホームでは絶対に負けないんだというのをもう一度、強い気持ちを持って臨みたいと思いますし、サポーターの皆さんにアスルの試合を観にいけば、勝ち試合が見れると思ってもらいたいので、しっかりと勝ち切りたいと思います。