【クラブ創設35周年記念手記:32回目】山本陵氏

アスルクラロ沼津 創設35周年に寄せて
―青の情熱をまとう誇りと共に―
アスルクラロ沼津の創設35周年、誠におめでとうございます。 地域に根ざし、子どもたちに夢を与え、沼津の街に希望と活力をもたらしてこられたクラブの歩みに、地元企業の一員として心より敬意を表します。
クラブ名「アスルクラロ(Azul Claro)」が意味する“澄んだ青”は、沼津の海や空、そしてこの街で暮らす人々の純粋な情熱を象徴しているように感じます。 その青のもとで、地域の人々と共に歩んできた35年の歴史は、単なるスポーツの枠を超え、街そのものの誇りとなりました。
試合の日に響く応援の声、選手たちの懸命なプレー、地域を巻き込むクラブの姿勢――どれもが沼津の力強さを象徴しています。 私たち山本被服株式会社は、1923年(大正12年)の創業以来、清水町を拠点に「働く人の誇りを形にする」という信念のもと服づくりを続けてまいりました。 創業から100年を迎えた今も、一針一針に“人を想う心”を込め、地域に根ざしたものづくりを大切にしています。
その中で、アスルクラロ沼津の選手の皆様に、私たちのブランド「STAR OVERALL」を移動着としてご着用いただいていることは、この上ない光栄であり、職人一同にとって大きな励みです。 試合へ向かう道のりで袖を通していただくその一着には、私たちの「この街の力になりたい」という想いと、職人の誇りが込められています。
スポーツとものづくり――形は違えど、どちらも人の心を動かす力を持っています。
選手たちがフィールドで汗を流し、地域の人々が声をからして応援する姿は、私たちが工場でミシンを踏み、服を仕上げていく日々と重なります。 それは、ひとつのゴールに向かって力を合わせ、地域に笑顔と感動を届けたいという共通の情熱です。
35年という節目は、これまで支えてこられたすべての方々への感謝と、次の世代へと想いをつなぐ新たなスタートでもあります。 アスルクラロ沼津がこれからも地域の希望の象徴として成長し続け、青の情熱がさらに広がっていくことを心から願っております。
そして私たち山本被服も、服づくりを通してこの街の明日を照らし、共に歩んでい
きたいと考えています。 この青空のもと、アスルクラロ沼津とともに――。
地域の誇りをまとう仲間として、これからの未来を共に築いてまいりましょう。
アスルクラロ沼津の皆様、創設35周年、本当におめでとうございます。
STAROVERALL/山本被服株式会社 代表取締役 山本陵

















