高知ユナイテッドSC戦 記者会見コメント

2025/07/05

本日行われました、明治安田J3第19節「アスルクラロ沼津vs高知ユナイテッドSC」の中山雅史監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

 


 

90分間、選手たちが闘い続けてくれました。球際や空中戦など、そういった部分もあります。もちろん、もっと繋ぎたい、ゴールに迫りたいというところはありますが、とにかく「闘う」という姿勢を全面に出して闘ってくれたことが全てだと思いますし、そういった戦いができたことは、今後にも必ず生きてくると思います。ただ、これに満足することなく、もっともっと高めていけたらと思います。

 

Q.押し込まれる嫌な時間帯の中で、前半の終了間際に点数を取れたということは、大きな1点だと思いますが、いかがでしょうか。

0-0で終わってもいいかな、という流れの中で、残り時間のことも選手たちには伝えていました。そういった中で、ひな太のああいったゴールが生まれたというのは、やはりチームに勢いを与えてくれましたし、同時に落ち着きももたらしてくれました。まだまだ課題はありますが、そうした中でもいろいろなことをポジティブに捉えられる――そんなゴールだったと思います。

Q.また今日はクリーンシートだったことも大きな収穫だったと思いますが、守備に関してはいかがでしょうか。

前からプレスに行っても結局ロングボールを蹴られる、ただそのロングボールを蹴られた後の帰陣、プレスバック、そして粘り強い対応、それがあったからこその0失点だと思います。それだけチームとしてみんなが戦い方を理解し体現してくれたからだと思っています。

Q.連勝を狙っていきたいところだと思いますが、次節に向けての意気込みを教えてください。

選手たちにも伝えましたが、前回、金沢に勝ったあとに3連敗を経験しているので、同じことを繰り返さないためにも、1日1日をどれだけ大切に過ごしていけるか、トレーニングをどれだけ積んでいけるか、そこが大事だと思います。あとは、足りない部分をしっかりと高めていく、クオリティを上げていくというところが重要だと思います。

Q.これまでの試合に比べると多少割り切って局面でプレー選択をしていたことが多かったと思います。そのあたりのプレーに関して中山監督はどうみられていますか?

もっと自分たちで繋いでいく、という考えもありますが、今日はその“割り切った”部分と、自分たちがこだわっている部分が入り混じった試合だったかなと思います。
割り切ったプレーというのは、当然リスクをおかさないという意図もありますし、その中で「難しいプレーを選ぶのか」「イージーだけど次の動き出しにつながるプレーを選ぶのか」といった状況判断が問われるところでもあります。
割り切った戦い方であっても、そこに“人が動くプレー”があったり、プレスがかかっていたり、そういう部分があれば、それも自分たちにとって必要な戦い方の一つなのかなと見ていました。
ただ、やはりもっと自分たちも高いところを目指していきたいですし、いろいろな戦い方にチャレンジしていきたいなとも思っています。

Q.中山監督自身も背後を狙う重要性を強調してきた中で、その意識が4得点にもつながったように思いますが、その点はどう評価されていますか?

いろんな状況の中で、どんなことが起こるかわからないということが今日の試合でわかったと思いますし、そこに走る意味があるんだというのを証明できたと思っています。それをやり続けることが一つのチャンスをモノにできるかどうかにつながりますから、そこはとにかくやり続ける。それプラス、足下で繋ぐことも含めて高めていければと思っています。

 

Q.後半戦で巻き返していくために戦術的な変更を考えていますか?

ないです。戦術を変えるというよりも相手からゴールを奪うために何が必要なのかというのを選手たちに投げかけていきたいですし、そのバリエーションを増やしていきたいと思っています。やはり勝つためには失点をしないことも必要になるので、そうなった場合の強固なディフェンスラインを引く、そのために前からプレスをかける、限定するということが

 

Q.後半戦に向けてより伸ばしていきたいところはどんなところですか?

一つのボールに対してどれだけの人が絡んでいけるかというところだと思います。そこに対して連続した動きがあって、連動が生まれる。それを攻守ともにもっと高めていければと思っています。